クリアした。
戦場のヴァルキュリアは1と2をプレイ。3は未プレイ。そんな人の感想。
主人公、クロードが所属する連邦軍と敵大国帝国軍との戦いを描いた物語。
ストーリーはクロード主軸でクロードの幼馴染である面々との会話、回想、成長がメインになっている。
まぁ、口を挟む隙もないくらいの王道。戦場のヴァルキュリアらしく、恋愛要素と戦争の犠牲、葛藤といった話が多い。
戦闘の体感は1に似ている……かな。3やったことないので知らんけど、たぶん1に近い。
各兵科のバランスは良くなっていて、CP(行動する際に消費するポイント)が今作では多く設定されているおかげでぐいぐい押すことができ、1つのマップの戦闘時間は短めになっている。
1CPで動ける戦車が若干ぶっ壊れ性能な感はあるけど、弾が足りなかったり、迎撃で戦車にダメージ与えられる敵ユニットがいたりと、それなりにごり押しができなくなっている。
新兵科の擲弾兵は高低差や遮蔽物に強い狙撃兵といった感じで、こいつのおかげでマップの高低に幅が出て、かつ遮蔽物に隠れるだけでは安全じゃない、という三次元的マップ構造になって面白くなった。
総じて、システム面ではバランスを取りつつも、面倒な人向けに多少のごり押しも用意されている、といった感。無双感と戦争シミュレーション感がうまい感じになってる。
ストーリーも王道で、キャラも敵味方ともに魅力的、アーミー兵器もきちんと格好良い……んだけど、クロードが思いつく戦略や戦術が本当にただの思い付きで、「え、こんなんが作戦なの?」レベルなのが残念。ランス10をプレイしてたのもあるけど、『誰も思いつかない突拍子もない作戦、だけれどもよくよく考えると自陣の能力に見合った理にかなった作戦』というような戦術がひとつもない。敵が動いてくるからそれの対応で迎撃戦闘してるだけ。
そんなんだから、クロードは名指揮官!というような仲間の信頼もなんか微妙な感になってしまってる。
序盤で出てくる塔の数字を変える作戦が唯一の奇策だったけど、なんであれだけでレイリィが弾当てられたのがいまだに理解できない。あれはなんだったんだろう…。
神ゲーかどうかといわれたらお世辞でも神ゲーとは言えない。上から目線でいえば惜しいゲーム。ストーリーも硬派な人間が帝国にしかいないので、連邦側は若干軟弱な印象が多い。(情に弱かったり、優柔不断だったり)。ただ、戦闘面は洗練されていて、やりごたえのあるマップも多く、キャラも魅力的なキャラがいて、そのキャラの掘り下げストーリーも各自用意されていて…と楽しめる要素は盛りだくさん。クロード主人公は失敗だったんじゃないか。
個人的にはヴァンティさんが一番好きなキャラ。断章が出なくて泣いた。ガートルードさん条件きついよ。
プレイ時間は遊撃戦全部やって30時間でクリア。金稼ぎに1~2時間ぐらい使ったので、早い人ならもう少し早いかも。